ベーチェット病とは?EXILEのMATSUの抱える病気について

ベーチェット病とは?EXILEのMATSUの抱える病気について

resize

ベーチェット病という病気を知っていますか?

ベーチェット病といえば、
視力を失うということがクローズアップされているので、
眼の病気だというイメージが強いのではないでしょうか?

しかし、それはベーチェット病のいくつかある症状のひとつで、
「ベーチェット病=眼の病気」というわけではありません。

EXILEのMATSUさんは、左目の視力をほとんど失っています。

疲労が溜まると病状が悪化し、熱が出て動けなくなり、
3日位は寝込まなければ治らないと話しています。


EXILE MATSU

ベーチェット病を発症した若者が
次第に視力を失っていく過程の苦悩と、

そこから立ち直っていくまでを描いた
「解夏(げげ)」という作品があります。

大沢たかおさんが、映画版「解夏」で
その主人公の小学校教諭を演じていましたね。


解夏

また、ドラマ版「愛し君へ」では、
藤木直人さん演じるカメラマンがベーチェット病に冒され視力を失っていく・・

そんな彼を支える小児科医(菅野美穂さん)の
愛の姿を描いていましたよね。


愛し君へ

スポンサーリンク

ベーチェット病とは?

ベーチェット病は、「膠原病類縁疾患」と呼ばれ、原因不明の難病です。

目、口、皮膚、外陰部のほか、
中枢・末梢神経、消化管、関節、血管をおかす全身性の疾患です。

「膠原病」とは、体の組織(血管や関節など)の中にある
「結合組織」に異常が出る病気の総称で、

悪性関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)などが
よく知られています。

原因が分からないので、有効な治療法もなく
「完治しない」病気なのですが、

ベーチェット病の場合は発病3~7年後をピークに、

その後はだんだん症状が出なくなったり
軽くなったりすることがあるようです。

ベーチェット病にかかりやすい人は?

従来、男性に多いといわれていましたが、
最近の調査では発症にはほとんど性差はないようです。

ただ、症状に関しては、男性の方が重症化しやすく、
内蔵病変、特に神経病変や血管病変をつくりやすい傾向にあります。

眼病変も男性に多く、特に若年発症の場合は、
重症化し失明に至る例もみられます。

発病年齢は、男女とも20~40歳に多く、
30歳前半がピークのようです。

ベーチェット病の症状は?

ベーチェット病には、主な症状が4つ、
それ以外にも副症状があります。

<主症状>

口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍

口の中に輪郭がはっきりしていて白くえぐれた口内炎ができます。
この口内炎には、かなりの痛みがあります。

皮膚症状

脚や腕に赤いぶつぶつができ、
触れるとかなり痛みを伴います。

顔、頸、胸部などににきびに似た吹き出物ができます。

下腿などの皮膚表面に近い血管に
血栓性静脈炎がみられることもあります。

皮膚が過敏になるので、
「かみそりまけ」を起こしたり、

注射や採血で針を刺したあと、
発赤、腫脹、小膿疱をつくったりすることもあります。

外陰部潰瘍

男性では陰嚢、陰茎、亀頭に、
女性では大小陰唇、膣粘膜に有痛性の潰瘍がみられます。

外見は口腔内アフタ性潰瘍に似ていますが、
深掘れになることもあり、瘢痕を残すこともあります。

眼症状

この病気でもっとも重要な症状で、ほとんど両眼が侵されます。

目の表面では、虹彩毛様体炎が起こり、
眼痛、充血、羞明、瞳孔不整がみられます。

目の奥で、網膜絡膜炎を起こすと
発作的に視力が低下し、障害が蓄積され、
ついには失明に至ることがあります。

<副症状>

関節炎

ひざや足首などの大きな関節が、突然、激しく痛みます。
関節リウマチのような骨の変形はないようです。

血管病変

この病気で大きな血管に病変がみられたとき、
血管型ベーチェット病といいます。

圧倒的に男性が多い病型です。

血栓による静脈炎・動脈炎で、腕がものすごく腫れたり、
胸の血管の場合は、近くの臓器が押されて熱が出たりします。

太い血管が詰まるのが特徴。

消化器病変

腸管潰瘍を起こしたとき腸管型ベーチェット病といい、
腹痛、下痢、下血などが主症状です。

消化管出血や腸管穿孔により
緊急手術を必要とすることもあります。

神経病変

神経症状が前面に出る病型を神経ベーチェット病といいます。

難治性で、男性に多い病型です

脳から始まって、延髄、手足の神経など、
いろいろな神経に異常が出ます。

副睾丸炎

男性患者の約1割弱にみられます。
睾丸部の圧痛と腫脹を伴います。

ベーチェット病の診断基準

症状が有るかないかをチェックして、
ベーチェット病かどうかを決めます。

ベーチェット病は、
患者一人一人についてこの症状の出方がさまざまで、
全てが出るわけではありません。

症状の重い軽いも人それぞれのようです。

ベーチェット病診断表

(1)完全型   経過中に4主症状の出現したもの
(2)不全型   a.経過中に3主症状(または2主症状と2副症状)が出現したもの
 b.経過中に定期的眼症状とその他の1主症状(または2副症状)が出現したもの 
(3)疑い   主症状の一部が出没するが不全型の条件を満たさないもの、
 および定期的な副症状が反復あるいは憎悪するもの

ベーチェット病の治療法は?

基本的な治療法としては、

「コルヒチン投与」
「ステロイド剤投与」
「免疫抑制剤投与」

このような方法によるようです。

ステロイド、免疫抑制剤は副作用も大きいので、
慎重に経過を見ながら使用します。

その他、血栓を防ぐ薬や口内炎の薬、ステロイド入りの目薬など、
症状に合わせていろいろな薬が使われます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする