雲龍院は、皇室の菩提寺で、
御寺とも称される泉湧寺の塔頭です。
泉湧寺の境内よりさらに高台にあるお寺で、
西国薬師霊場四十番札所としても知られています。
お寺のはじまりは、室町幕府の3代将軍足利義満の時代で、
応永5年(1371)に後光厳上皇により創建されました。
雲龍院は、古くから写経道場と知られているところ。
京都随一・現存する日本最古の写経道場雲龍院では
ひと文字、ひと文字に想いをこめた写経を体験できます。
後水尾天皇より寄進された写経机が
今も使用されているそうです。
雲龍院は観光客はそれほど多くない穴場。
時間があれば写経を行ってみるのもいいですね。
心が落ち着きますから写経に集中できそうです。
磨きこまれた廊下や片隅に吊るされた干し柿、
走り大黒様のお像のある台所まで入れてくださるなど、
凛とした美しさの中、親しみのもてる雰囲気があり、
お寺の方がとてもあたたかく参拝者を迎えて下さいます。
境内の枯山水庭園の四季の彩りが豊かで、
秋は書院や客殿から紅葉を観賞することができます。
お抹茶と和菓子をいただきながら、
心静かに紅く色付く楓を心ゆくまで堪能できます。
特に秋の紅葉は苔とのコントラストが美しく
皇室ゆかりの寺院ならではの雅さを演出。
いつまでも眺めて居たくなります。
悟りの窓と呼ばれる円形窓からの景色は
まるで美しい絵のようで、風情があります。
また、雲龍院の紅葉ライトアップも
なかなか見ごたえがあります。
にぎやかな観光スポットより
静かな場所を楽しみたいという方にオススメです。
秋の特別拝観と夜間ライトアップ
秋の特別拝観は、11月中旬~12月上旬まで、
夜間ライトアップは、11月中旬~11月下旬まで
拝観案内
参拝時間
9:00~16:30受付終了(17:00閉門)
写経受付
15:30終了
ライトアップ・夜間拝観時
21:00受付終了(21:30閉門)
拝観料
お一人様400円
お抹茶付き900円
写経(拝観料・お抹茶込)1500円
写経体験
雲龍院では誰でも気軽に写経ができる写経道場を行っています。
香で手を清め、朱墨で写経を行い、
最後に庭園を見ながら抹茶やお菓子を頂けます。
お写経する時に使用する机は、後水尾天皇によって寄進された机です。
写経
お一人1,500円(拝観・抹茶料含む)
雲龍院までのアクセス
車で
国道1号東山五条交差点を南へ、東山通りの泉涌寺道交差点を左折
九条通りから東山通りへ、泉涌寺道交差点を右折
《注意》駐車スペースが少ないため御参拝は公共交通機関おすすめです。
カーナビの設定方法
お車で雲龍院へお越しの際に、
カーナビゲーションシステムを利用される場合、
電話番号での目的地検索が便利です。
カーナビで検索される場合は、
雲龍院の電話番号075-541-3916で検索するとヒットします。
京都駅から
京都駅(八条口)から、タクシーで約5分
京都駅(烏丸口)から、市バス208号系統で「泉涌寺道」下車徒歩10分
JR奈良線東福寺駅から徒歩13分
京阪電車
京阪七条駅から市バス208号系統で「泉涌寺道」下車徒歩10分
京阪四条駅から市バス207号系統で「泉涌寺道」下車徒歩10分
京阪東福寺駅で下車
京都市バス「東福寺」バス停より202号系統・207号系統・208号系統で
次の「泉涌寺道」バス停下車
※東福寺から少し離れていますが徒歩でも行けます。
所在地
京都市東山区泉湧寺山内町36
電話:075-541-3916
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