風疹が大流行していますが、あなたは大丈夫ですか?
風疹は症状の出ていない潜伏期間でも感染してしまいます。
自分が感染源にならないよう、ぜひ注意したいですよね!
特に妊娠初期の女性が風疹にかかると、
生まれてくる赤ちゃんに障害が出ることがあります。
これだけは、なんとか防ぎたいですよね。
そのために自分に何ができるのか?
風疹はいつどうやってうつるの?
風疹はウイルス感染です。
風疹にかかっている人のせきやくしゃみなどによって広がります。
(飛沫感染)
風疹にかかった人から他の人に感染する期間は、
発病の約7日前から、発疹が現われて少なくとも5日後までの間です。
熱が下がっても、発疹がすっかり消えるまでは
他の人にうつす可能性があります。
風疹ってどんな症状がでるの?
そもそも風疹の症状ってどういうものか・・・気になりますよね。
風疹は「3日はしか」と呼ばれていて、
発熱と同時に、はしかによく似た発疹が全身に広がります。
● 発病して3日目が峠で、
● 4日目から熱が下がり、
発疹、目の充血、リンパ節の腫れなども
3~5日で消えて治るといわれています。
もう少し具体的にあげてみると・・・
- 38℃前後の急な発熱。
- 細かい発疹が多数、全身に現われる。 >>写真はこちら<<
- 耳の後ろやくびのリンパ節が小指の頭ぐらいに腫れ、押すと軽く痛む。
- 目の結膜(けつまく)が充血して赤くなる。
- 軽いせきが出たり、のどが赤くなって痛む。
- 成人では、頭痛や腰痛がおこることがある。
- 子どもは軽く、おとなは重い。
- 潜伏期は、16~18日。
でも、この症状は人によってさまざまで、
軽い場合も、ごくまれに重症になる場合もあります。
非常に軽い場合は、
・ 熱もほとんど出ず、
・ 発疹もわずかなため、
風疹ウイルスに感染したことすら全く気づくことなく、
風疹にかかったと知らずに終わってしまうこともあります。
(不顕性感染)
それとは反対に重症になるケースもあり、
- 肺炎(はいえん)
- 髄膜炎(ずいまくえん)
- 脳炎(のうえん)
- 血小板減少性紫斑病(けっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)
など、風疹だけでなく
合併症を引き起こすこともあります。
しかし、こういうケースはごくまれだそうです。
風疹は気付かないうちにうつしたりうつされたり
2013年6月現在、風疹が大流行していますが、
その7割以上が20~40代の男性です。
学生であったり、会社員だったりするわけです。
学校や仕事先で自分では気づかないうちに、
風疹ウイルスに感染しているということが十分に考えられます。
風疹の症状があらわれる前の潜伏期間であっても
感染することを考えると、
自分が風疹かかっていることなど全く気付かないうちに
他の人にうつしてしまっている可能性もあるということです。
自分の周りに妊婦さんがいなくても、
学校や会社には、妊婦さんの旦那さんやその家族の方がいます。
自分では気づかないうちに、
その人たちにうつしてしまう可能性があるということです。
風疹の感染を防ぐには予防接種がいちばん
風疹の症状が出ていなくても、
潜伏期間中に自分が感染源になることがあるので、
風疹の感染を防ぐためには、
予防接種がいちばんの有効手段です。
「自分は男性だから」とか
「妊娠していないから」と思わず、
自分が今までに
2回以上予防接種を受けているのかを確認して、
確認できない場合は、抗体検査や予防接種を受けるなど、
一人一人が今できることを行動に移していきましょう!
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