風疹のワクチン接種状況を調べてみると、
やはり20~40歳代の男性が特に注意が必要な状況!!
その理由とは?
風疹が昨年から流行し、今年に入ってますます増加。
毎日のように風疹のニュースを見たり聞いたりしますよね。
風疹は妊娠している人が感染すると、
生まれてくる赤ちゃんに影響があるっていうけど、
自分は男だし関係ないんじゃないの~?
風疹は「3日はしか」っていうくらいだし、
どうせ3日で治るのなら別にいいんじゃない?
なんて思ってませんか?
患者の8割が子育て世代の20~40歳代の成人男性
気になるのが成人男性の患者が8割も占めていること。
しかもその多くが子育て世代の20~40歳代なんです。
自分の身近に妊娠している人がいないから大丈夫!
と思っているかもしれませんが、
友人や職場の同僚の中に、
家族に妊婦さんがいるかもしれませんよね。
もし今あなたが風疹にかかったとしたら・・・
あなたの友人や同僚にも風疹をうつしてしまい、
さらに妊娠中の奥さんや家族に感染する恐れがあります。
だから、自分には関係ないなんて思っていては駄目なんです。
妊婦さんや妊娠を望む女性だけが気をつけていても・・・
夫が職場などで風疹に感染してしまい、気づかないうちに
風疹ウイルスを家に持って帰ってくるかもしれません。
これでは、感染を防ぐことはできませんよね。
なぜ風疹患者の多くが20~40歳代の男性に偏っているの?
では、なぜ現在の風疹患者の多くが
20~40歳代の男性に偏っているのでしょうか?
それは、国の感染症予防接種の制度が
変わったりしたことなどが原因で
子どもの頃に風疹の予防接種を受けていないか、
受ける機会が少なかったからです。
昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男子。
この年代の男子は特に注意が必要です。
女子は中学生のときに学校で集団接種を受けましたが、
男子は対象外でしたから風疹の予防接種は受けていません。
昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの男女。
中学生のときに風疹のワクチン接種をするようになりましたが、
学校での集団接種から個別に医療機関て受けるようになったため、
この期間は男女ともに接種率が激減したといわれています。
昭和62年10月2日から平成2年4月1日生まれの男女。
幼児期に接種する機会が1回だけあり、接種率も比較的高かったが、
受けていない人や1回の接種だけでは抗体が不十分な人もいます。
今感染が広がっているのは、↑この時期の20~40歳代の間です。
現在は、ワクチンの効果を高めるため、
1歳と小学校入学前の2回、ワクチンを接種するようになりました。
風疹ワクチンの接種は2回受けるべき!
1回では、抗体ができなかったり不十分なケースがあるからです。
風疹にかかったことがあるという記憶は危険!
症状の似ている他の病気と勘違いしているケースも多いからです。
親や本人だけでなく医師の診断間違いのケースもあるので注意しましょう。
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