ゲリラ豪雨って?原因は?集中豪雨との違いは?

災害

ゲリラ豪雨。さっきまで晴れていたのに、
突然薄暗くなったかと思うと、
バケツをひっくり返したような雨が突然降ってきて、

マンホールのふたが浮き上がり水があふれ出したり、
道路があっという間に川のようになってしまったりなど・・
その被害も年々増えているように感じます。

この「ゲリラ豪雨」という言葉、
ニュースなどでよく耳にしますよね。

なんとなく言葉のイメージは出来ても、
実際はどのような現象をゲリラ豪雨と呼ぶのでしょうか?

そこで、ちょっと調べてみました。

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ゲリラ豪雨とは?

ゲリラ豪雨と集中豪雨は、
よく似た意味で使われているようですが、

正式な気象用語ではなく、
主に日本のマスコミに使われている俗語なんですね。

集中豪雨は、限られた地域に
短時間に多量に雨が降ることを言います。

一方、ゲリラ豪雨は、
集中豪雨の中でも雨の降る範囲が非常に狭く、

雨が降っている時間が短いにもかかわらず
単位時間あたりの降雨量が非常に多いものを言います。

その上、予測が非常に困難だというのがゲリラ豪雨の特徴です。

ゲリラ豪雨という言葉ですが、
最近使われるようになったのかと思っていたのですが、

使用されはじめたのは、なんと1970年代らしいです。
意外と昔から使われていた言葉なのですね!

ゲリラ豪雨の原因は?

ゲリラ豪雨の直接の原因となるのは、積乱雲です。
積乱雲は、入道雲とも呼ばれていますよね。

この積乱雲(入道雲)は、地表付近の温かく湿った空気と
上空の乾いた冷たい空気が混ざることで発生します。

このとき、大気の状態は不安定になります。

この不安定を解消しようと上下の空気が混じり合う結果、
積乱雲が発生しやすくなり、局地的な激しい雨を降らせるのです。

特に夏場は、太陽によって地表が異常に暖められているため、
上空に冷たい寒気が流れ込むとゲリラ豪雨・雷雨が発生しやすくなります。

さらに太平洋高気圧の縁や台風の近くでも大気が不安定となり、
ゲリラ豪雨を発生させる原因となります。

ゲリラ豪雨はなぜ増えているのか?

「ゲリラ豪雨」が増えている理由の一つとして、
地球温暖化に関係あると見られています。

気温が上がると大気中に含まれる水蒸気が増えるため、
積乱雲が発達しやすくなるということからも、

地球温暖化が進めば、ゲリラ豪雨が増えるということは
納得せざるを得ませんよね。

地球温暖化の問題は深刻です!!

ゲリラ豪雨はなぜ大都市が多いのか?

先ほどの地球温暖化に大きく関係してくるのですが、
温暖化の副作用としてヒートアイランド現象があります。

ヒートアイランド現象は、
ある地域の気温が周辺地域と比べ高くなる現象で、
都会に見られるのが特徴です。

大都会には、緑の木々も少ないですし、コンクーリートが多いです。

また、人も車も多く二酸化炭素の排出量も多いので、気温は上昇。
それこそ、灼熱地獄とまで言われている程ですからね。。

そうなれば、気温はますます高くなり、
大気中に含まれる水蒸気が増えるので、
ゲリラ豪雨が多くなるのも当然と言えますよね。

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