熱中症に注意!気温が低くても湿度が高いと危険です!

健康

気温はそれほど高くないのに、なんだかジメジメしていて不快な日ってありますよね。

やたらと身体がベタベタして、衣服がまとわりついたり・・・
身体が重くて、だる~く感じたり・・・

 

梅雨時の湿度が高い日などは、気温が低くても熱中症になる恐れがあるので注意が必要です。熱中症は気温だけでなく、湿度が大きく関係してくるからです。

 

そこで、熱中症になりやすい温度と湿度の関係や多湿の時に熱中症になりやすい理由、注意点などを調べてまとめてみました。

ぜひ熱中症予防の参考にしてくださいね!

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熱中症になりやすい温度と湿度の関係

出典「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」日本生気象学会

 

熱中症になった人のデータをみてみると、高温や多湿の時に多くの人が熱中症になっています。

上の表からも、気温が高ければ高いほど熱中症になるリスクが高く、また湿度も高ければ高いほど熱中症になるリスクが高いことがわかりますね。

同じ気温の場合、湿度が高くなるほど熱中症の危険が高くなるということです。

たとえ気温が22~23℃であっても、湿度が高い場合は熱中症になることがあるので注意しなければいけません。

 

気温が高い時は熱中症に気をつけなくてはいけない!という意識や心構えがあると思うのですが、気温が低い時は大丈夫だろう!と油断しがちですよね。

しかし、気温が低くても湿度が高いと熱中症になる危険性が高くなるということを忘れてはいけませんね。

なぜ熱中症は湿度が高いとなりやすいのか?

人間の体は、汗で体温調節をしています。体温が高くなると汗を出して、熱を逃がします。通常ならその汗は蒸発されて体温が下がります。

でも、湿度が高くなると汗が蒸発されなくなり、体の中に熱がこもり体温が上がってしまうのです。

体の中に熱がこもって体温が上昇すると、水分や塩分が不足して体の機能や意識に障害が出てきてしまいます。

 

つまり、湿度が低いカラッとした天候では、汗をかいてもすぐに蒸発してかわくので、体の熱を発散することができます。

ところが、湿度が高いと汗がかわきにくくなって体温を下げることが出来なくなります。そのため熱が体にこもってしまうので、熱中症にかかりやすくなるというわけですね。

多湿のときに気をつけることは?

多湿で熱中症になるのは、室内のケースが多いです。

とくに乳幼児は、体温の調節が上手くできません。体も小さいので、熱が上がるのも早いので注意が必要です。言葉で伝えることもできないので、大人がそばにいて体調の変化に気付いてあげないといけません。

また、高齢者は自分では大丈夫と思っている方が多いのですが、気温や湿度の変化の感じ方が鈍っています。気付いた時には重症になっているケースもあります。

 

節電のためにエアコンをかけない人も多いようですが、熱中症は命をも落としかねないこわい病気です。

湿度の高いときは、窓を開けて換気をしたり、エアコンをかけて除湿をするなど、湿度を下げることです。扇風機と併用して節電しながら湿度や温度の調節をしましょう!

 

そして欠かせないのが、水分補給です。

湿度が高いときは、汗が蒸発しないので体温が下がりにくいです。そうすると体内の水分や塩分が不足してしまい体調を崩します。

塩分と水分を同時に補給できるスポーツドリンクがお勧めです。

 

また、温度計や湿度計を設置してこまめに確認し、室内の温度や湿度の調整を行いましょう。

熱中症の危険性をいつでもチェックできる手のひらサイズの熱中症計もありますよ。

まとめ

気温が高い時はもちろんですが、湿度も高くなるほど熱中症になるリスクが高くなるということがわかりましたね。

湿度が高い時には、気温が低くても熱中症になる危険があるので注意しなければいけないということです。

体温調節がうまくできない乳幼児や、気温や温度の変化に気づきにくい高齢者の方がいるご家庭では、とくに注意が必要ですね。

気温が低くても湿度が高くなる状況というのは室内のケースが多いので、換気をしたり、エアコンと扇風機を使って温度や湿度の調節をする事が大切でしたね。

また、水分と塩分を補給することも忘れないように!

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