圓徳院は、京都・東山の情緒あふれる石畳の道沿いにあります。
秀吉の妻・北政所ねねの終焉の地として有名ですね。
多くの文化人が訪れたと伝えられ、
紅葉の名所としても知られています。
もともとはねねの兄に当たる木下家定の住居となっていたところです。
ねね没後に高台寺和尚の三江紹益を開基として
1632年に高台寺塔頭としての圓徳院が誕生しました。
ねねの兄・家定の次男、木下利房の法号から
圓徳院と名付けられたそうです。
秀吉が築城した伏見城の御殿の前庭を移築した庭園は、
当時の原型をほぼそのままに留める桃山時代の
代表的庭園のひとつです。
なお圓徳院には、2つの庭園があり、
一つは方丈庭園、もう一つは北書院の北庭です。
圓徳院入り口は長屋門から入り、中へとはいってゆきます。
長屋門を過ぎて庭園に入り、次にやや小さな唐門をくぐると
方丈庭園のライトアップが見えてきます。
方丈入り口で靴を脱ぎ、ここからは土足厳禁です。
方丈南庭庭園や方丈の長谷川等伯の障壁画などを見たあと、
ねねの小径を見下ろすように階段を上がり渡り廊下を渡ると
北書院へとたどり着きます。
北書院庭園北庭は国指定名勝となっている庭園で、
圓徳院では最も有名な庭園です。
北庭と南庭の真っ赤な紅葉がライトアップされる夜間には、
余情的な雰囲気の中で紅葉観賞に浸れます。
すぐ近くに位置する高台寺もライトアップ紅葉をやっていますから
合わせて寄ってみるといいですね。
紅葉の見頃は11月下旬。
所在地
〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町530
TEL:075-525-0101
FAX:075-561-2724
拝観
10:00~17:00 受付終了 (17:30閉門)
大人500円 中高生200円
三ヵ所 共通割引拝観券 (高台寺、圓徳院、掌美術館) 900円
紅葉時期の夜間拝観ライトアップ紅葉
17:00~21:30 大人500円 (例年10月下旬~12月上旬)
アクセス
JR「京都駅」から206系統の市バスで「東山安井」下車 徒歩5分
阪急「河原町駅」から207系統の市バスで「東山安井」下車 徒歩5分
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