宝泉院(ほうせんいん)は、
京都市左京区大原勝林院町にある天台宗の寺院で、
天台宗の三門跡寺院の1つである三千院の参道奥にあります。
大原寺(勝林院)の僧坊の一つとして、1012年(長和2年)に
創建されたもので、天台宗の仏教が栄えた大原の中心的道場です。
京都屈指の名庭園のある宝泉院。
春は新緑の鮮やかな緑が美しく、
秋は紅葉の名所としても知られています。
紅葉の見ごろは11月中旬です。
建物の中から眺める庭園は、
「立ち去りがたい」という意の盤桓(ばんかん)園と称され、
素晴らしい景色を眺めることができます。
柱と柱、敷居と鴨居を額縁と見立てると、
情景が絵画のように見えます。
盤桓園には樹齢300年の沙羅双樹の木が茂っています。
樹齢700年の「五葉の松」は観光客にも人気があり、
こちらは京都市指定の天然記念物に指定されています。
宝泉院 樹齢700年の五葉の松
写真:京都フリー写真素材
伏見城の床板を天井板に利用した「血天井」も見所です。
関ヶ原の戦いの前哨戦となった伏見城の戦いの際に
徳川家臣鳥居元忠以下数百名が自刃した伏見城の床板であり、
その霊を供養するため天井板としているものです。
拝観客は、盤桓園・五葉の松の見える座敷に通されます。
境内入口で渡されたお抹茶券と交換に
一服の抹茶と茶菓子を供されます。
水琴窟の音に耳を傾けながら、お抹茶を味わい、
そして美しい景色を楽しみながら、
緩やかな時間を過ごすことができますね。
宝泉院の拝観について
拝観時間
午前9時 ~午後5時
拝観料(茶菓付)
大人 800円
中・高 700円
小 600円
(団体30名以上1割引)
紅葉ライトアップ
紅葉のライトアップとともに、
苔生した庭が底から柔らかく照らし出されます。
期間 11月上旬~12月初旬
時間 17時45分~20時45分(21時閉門)
料金 大人800円・中高生700円
宝泉院へのアクセス
■JR及び各私鉄『京都駅』
■地下鉄『国際会館駅』
■京阪電鉄『出町柳駅』
(『四条駅』近くの四条河原町からでも)
■叡山電鉄『八瀬駅』
いずれも京都バスに乗換え『大原』下車、
徒歩約10分です。停留所すぐが参道の入口になっています。
バスでのアクセス詳細
■『京都駅』→京都バス17番・18番を利 用、
所要時間は約65分です。
■『国際会館駅』→同19番、約25分。
■『出町柳駅』→同17番、約30分
(四条河原町からも同17番で50分)。
■『八瀬駅』→同17番・18番・19番、約 15分。
*夜間拝観期間中は最終バスの時刻にご注意下さい。
*お車でお越しの際は、専用駐車場がありませんので
近隣の民営駐車場をご利用下さい。
所在地
京都市左京区大原勝林院町187番地
TEL:075-744-2409
FAX:075-744-2912
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